FV3010はCore2Duo E8400を搭載した高速画像処理装置（ファーストの汎用装置群の中では最高速）です。PC技術を採用しながら画像処理用途向けにカスタマイズした装置です。
製造・生産現場への導入にも安心できるFA向け装置
ファースト自製の専用筐体に、長期安定供給型国産マザーボード、日本製の電源装置と空冷用ファンを組込み、専用のシステムソフトウェアを搭載して、PC技術を産業用画像処理マシンに最適化しています。
高速な画像処理
Core2Duo E8400の搭載と、画像処理ライブラリの最適化により、画像メモリの大量アクセスが発生する高分解能画像処理においても軽快な処理速度を実現します。
多彩なカメラに対応
画像入力部分をオプションボードにしています。標準アナログカメラ、倍速プログレッシブスキャンカメラ、ラインセンサカメラ、デジタル高分解能カメラ、デジタルカラーカメラなど、用途に応じてボードを選択することにより様々なカメラが接続できます。
Windows搭載型を用意
FV3010-XPにはWindows XP Professional版を搭載しています。一般市販Windows-PCと全く同じ操作環境が利用できます。
機能豊富なソフトウェアライブラリを提供
ユーザ独自の画像処理ソフトウェアを実行できるフレキシブルな装置です。豊富な機能を包含する画像処理ライブラリを提供し、自社の製造・検査ラインに最適化した画像処理アプリケーションプログラムをユーザが作製できると同時に、様々な問題解決を支援します。ライブラリの開発キットは有償ですが、ランタイムライセンスは装置に含んでいますのでランタイムライセンスの別途購入は必要ありません。ライブラリにはWIL、FVX、FVL/Winの3種があります。
●WIL：Visual Studio 2005、.NET Framework(C++/CLI,C#,Visual Basic)Ver2.0で開発できるクラスライブラリ群です。FV3010のマルチコアを生かせるファーストの推奨ライブラリです。
●FVX：画像処理ライブラリをCOM化し、ActiveXコントロ−ル技術を有効に使うことでプログラミングを簡単にしています。
●FVL/Win：FVLの継続使用が必要なリピート用途向けの選択肢です。
横置き型・縦置き型は選択
購入前に横置き型か縦置き型を選択することで、ゴム足をそれに応じた位置に取り付けて出荷します。
スライドレールセットオプション
横置き筐体を19インチラックに収納する場合、オプションのスライドレールを取り付けると装置を簡単に前後にスライドさせることができ、収納や取り出しが容易になります。
搭載可能ボード
| RICE-001(a/b) |
標準(EIA-170)アナログインターレースビデオ用画像入力ボード |
| FVC04(a) |
カメラリンク（Base）仕様デジタル画像入力ボード(FVL及びFVXで対応) |
| FVC05 | アナログプログレッシブスキャン／倍速／高分解能用画像入力ボード |
| FVC06 | カメラリンク（Base/Medium）仕様デジタル画像入力ボード |
| FHC3310A | LVDS(EIA-644)仕様デジタル画像入力ボード (FVL及びFVXで対応) |
| FHC3310CL |
カメラリンク（Base）対応画像入力ボード(FVL及びFVXで対応) |
| FHC3322AFA | 画質改善ｱﾅﾛｸﾞ画像入力ボード（FVLのみ対応） |
| FIO01 | フォトカプラ絶縁型I/Oボード（入出力各々16点）
|
ハードウェア仕様
機能仕様
| CPU |
Core2Duo E8400 |
| メモリ |
DDR2-667 標準1GB,最大2GB |
| チップセット |
Intel Q35+ICH9 |
| PCIスロット数 |
4スロット |
| PCI Express×4スロット |
1スロット |
| PCI Express×16スロット |
1スロット |
| アナログVGA |
チップセット内蔵 2048×1536 32bit |
| LAN |
オンボード （10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T）2ポート |
| シリアル |
4ポート |
| 標準I/F |
マウスコネクタ |
PS/2 |
1ch |
| キーボードコネクタ |
PS/2 |
1ch |
| USB |
USB2.0 |
正面1ポート、背面4ポート |
一般仕様
| 外形寸法 |
横置き |
(高さ)179mm (幅)428mm (奥行き)450mm |
| 横置きフロアマウント金具装備時 |
(高さ)179mm (幅)468mm (奥行き)450mm |
| 横置きラックマウント金具装備時 |
(高さ)179mm (幅)480mm (奥行き)450mm |
| 縦置き |
(高さ)434mm (幅)173mm (奥行き)450mm |
| 縦置きフロアマウント金具装備時 |
(高さ)434mm (幅)208mm (奥行き)450mm |
| ゴム足（高さ） |
6mm （上記外形寸法にはゴム足高さを含んでいます） |
| 最大重量 |
約16kg |
| 電源 |
AC100〜240V |
| 電源周波数 |
50/60Hz |
| 消費電力 |
500VA(定格出力時)600VA(最大出力時) |
| 動作周囲温度 |
5〜35℃ |
| 動作周囲湿度 |
30〜85%RH（結露の無いこと） |
| 保存周囲温度 |
-20〜60℃ |
| 保存周囲湿度 |
95%RH以下 |
| 設置環境について |
通常の事務所程度の塵埃環境でご使用下さい。
粉塵が飛び交う工場等の劣悪な環境でご使用になる場合は、JEIDA-63-2000 ClassB準拠程度でラック内の温度を35℃以下にできる放熱性能をもった防塵ラックに入れてご使用下さい。装置の発熱量は入力電流(A)*入力電圧(V)*0.86=発熱量(kcal/h)で計算して下さい。入力電流がわからない場合は、発熱量を258(kcal/h)としてラックを選定して下さい。 |
