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最高1000億演算/秒(100BOPs)のスピードの、ハイパフォーマンス画像処理ボード
■ Genesis (Matrox)



Genesis外観



【特 長】

比類なきパワーは画像処理に専念
最先端のASICおよび複数のDSPを搭載した革新的設計
フレキシブルな画像入力、リアルタイム処理、高解像度表示の機能を全て1 枚のボードに統合
プロセッサボードを追加することで最大100BOPs ものパフォーマンスを実現するスケーラブルな処理
ユーザが構成を指定できるマルチ・プロセッシング機能(パラレル、パイプライン、およびその組み合わせ)
カスタム・ビデオ・インターフェースASIC(VIA)の採用により、画像入力・処理・表示の各セクション間および複数ボードと外部リソース間で高いI/O スループットを実現
VIA が画像処理プロセッサに代わってデータ管理を実行するため、プロセッサは完全に画像処理に専念
次のようなソフトウエアの使用が可能
Matrox Imaging Library(MIL)、Matrox Genesis Native Library 、
Matrox Intellicam 、Matrox Inspector
Windows 2000/NT で動作



【概 要】

Matrox による新たな技術躍進
Matrox は20年以上もの間、ハードウエアおよびソフトウエア開発ツールの分野で先端技術をリードしてきました。その間、業界初のPC-AT 対応フレームグラバを皮切りに、初のPCI フレームグラバや最近ではインテルMMX テクノロジーのパワーを最大限に生かせる初の科学技術/工業用画像処理ライブラリなど、画像処理業界向けに絶えず革新的な技術を提供してきました。

Matrox はPC が登場する以前からボードレベルのソリューションを開発し、PC 向けの製品でも高い技術力を発揮しています。Matrox の設計方法では、カスタム設計のASICと一般部品を最適に組み合わせ、わかりやすく使い勝手の良い最適化されたソフトウエアを提供しています。
Matrox Genesis もこのような確かな実績を証明する商品です。繰り返しますが、Matrox がこれまでに開発してきた技術は、他のどのソリューションよりも優れた価格性能比を提供します。
はじめに
最先端のハードウエア・コンポーネントMatrox Genesis は、テキサス・インスツルメンツ社製TMS320C80DSP を採用し、PCI プラットフォーム向けにMatrox が独自に設計した画像処理ボードです。C80 マルチ・プロセッサDSP やPCI バス、SD-RAM メモリ、MGA2064W グラフィック・アクセラレータ、およびWRAM メモリなど、部品それぞれのパワーをフルに引き出すように設計されています。またボード上には近傍画素演算の高速化に専念する強力なチップも搭載されています。先進のグラブ・モジュールでは、ほぼ全ての種類のモノクロおよびカラーのビデオストリームを扱うことができます。全てをつなげる機能を持つビデオインターフェースASIC は、Matrox Genesis の中枢をなすものです。
VIA:Matrox Genesis の中枢部品
VIA(ビデオ・インターフェースASIC)はMatrox が独自に開発したインテリジェント・コントローラーで、Genesisシステムの画像入力・表示・処理といった各セクション間、および外部接続装置とのデータ転送を最適化します。またデータのフォーマッティング・エンジンとしてもパワーを発揮し、デバイスの同期化まで行います。
メインボードとプロセッサボードには、それぞれ2個のVIA を搭載しています。Matrox Genesis システムではデータ管理をすべてこのVIA が実行するため、常に高いI/O スループットを維持することが可能となり、C80 /NOA が完全に画像処理に専念することができるようになっています。
C80 ベースボード用に開発された最もわかりやすいソフトウエア
Matrox は、科学技術や工業界の画像処理開発者のニーズにお応えするソフトウエア・ツールの分野でも経験を積んできました。マシン・ビジョンや医療画像処理、画像解析などのアプリケーションにはどのような機能が必要とされているか、Matrox は熟知しています。Matrox ImagingLibrary(MIL)は、とてもわかりやすい画像処理ライブラリで、ActiveMILやActiveX コントロール集(OCXs)を包括しています。またボード機能にアクセスするために、ボード固有のMatrox Genesis Native Library が提供されています。ライブラリ機能は、いずれもハードウエアの処理能力と機能をフルに引き出せるように最適化されています。
メインボードの特徴
・PCI バス1スロットのボードに画像入力・処理・表示機能の全てを搭載
・入力モジュールはほとんどのビデオ・デバイスと接続可能:カラー/モノクロ、アナログ/デジタル、およびフレーム・スキャン/ラインャン入力をサポート
・プロセッシング・ノードを1点搭載
−Texas Instruments 社製 TMS320C80 DSP
−Matrox 近傍演算処理アクセラレータ(NOA)
−64MB のSDRAM
−400MB /sec の64 ビット・バス(*1)
−Matrox ビデオ・インターフェースASIC(VIA)
・表示解像度は最大1600×1200(リフレッシュ・レートは85MHz)
・非破壊型擬似カラーオーバーレイを使ったフル・カラー画像表示
プロセッサボードの特徴
・PCI バス1 スロット用ボードに1点または2 点のプロセッシング・ノードを搭載
・Marox Genesis メインボードとの併用により高い処理パフォーマンスを実現
・プロセッサボードは1 システムあたり最大6 枚まで搭載可能
・PCI バス、VMChannelTM、およびGrab Port Interface を介してメインボードと直接接続
・強力なスタンドアローン・プロセッサボードとしても利用
ソフトウエアの特徴
・画像処理ボードで利用できる最もわかりやすいソフトウエア
・基本画像処理、パターン・マッチング、粒子解析など、統合化されたハイレベル‘C’コマンドセットを提供
・C80 /NOA の組み合わせで高速処理を行うために最適化された、200種類以上ものライブラリ関数が使用可能
・Matrox Imaging Library(MIL)はMatrox の画像処理ハードウエア製品(フレーム・グラバおよび画像処理ボード)に共通のAPI を提供

*1バス・スピードは理論的な最大転送スピードです。


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